全ての金融商品には、「リターン」と「リスク」が存在します。
一般的には、
・リスクを低く抑えようとするとリターンは低下し、
・高いリターンを得ようとするとリスクも高まるため、
リスクとリターンは比例する傾向にあります。
(運用商品では、この比率をシャープレシオと呼び、成績判断の重要な指標とされています。シャープレシオについてはこちら後述)
資産運用で得られる想定収益のことを指します。
例えば、リターンが5%であれば、100万円を運用した際に5万円の利益が見込めることを意味します。
QUOREAでは、1年間で得られる想定収益(リターン)を、以下データをもとに算出しております。
・(全期間)となっている場合、ロボットの最古の仮想取引から当日4時前後までのシミュレーションデータ
・(直近1年)となっている場合、ロボットの1年前の仮想取引から当日4時前後までのシミュレーションデータ
なおQUOREAでは、想定されるご利用料金(1取引往復あたりのQUOREA利用料+各接続先手数料)も込みでのリターンを算出しております。
資産運用における「リスク」は、いわゆる「危険」や「損失」のことではなく
「資産価格等が上下する可能性」で、収益(リターン)の振れ幅の大きさのことを意味します。
リスクが大きいというのは、
大きな収益を得る可能性がある一方で、大きな損害が発生する可能性があることを意味します。
QUOREAでは、1年間の資産運用で想定される振れ幅(リスク)を、以下データをもとに算出しております。
・(全期間)となっている場合、ロボットの最古の仮想取引から当日4時前後までのシミュレーションデータ
・(直近1年)となっている場合、ロボットの1年前の仮想取引から当日4時前後までのシミュレーションデータ
QUOREAに存在するロボットにも、他の金融商品と同様、リターンやリスクが存在し、高いリターンを狙えるロボットは、リターンに比例してリスクが高い傾向にありますが、同じリスクでもより高いリターンを狙ったり、同じリターンでもより低いリスクで運用できるよう、ロボットは様々な戦略を駆使し作成されています。
QUOREAでの、年SRとは、年間で得られる
想定のリターン (= 年リターン)を、年間でのリスク( = 年リスク(リターンの振れ幅))で割った値です。
この数値が高ければ高いほど、リスクをとった際に得られるリターンが大きい想定であることを意味します。
例えば、
年リターンが30%、年リスクが20%の場合、
年SRは、
30% / 20% = 1.5
となります。
同様に、
年リターンが60%、年リスクが40%の場合も、
年SRは、
60%/40%= 1.5
と同値になります。
このように表面的に年SRが同値であっても、後者の指標のロボットを利用する場合、前者の指標のロボットより、大きな収益も期待される一方、大きな損害が発生する可能性があることにご留意下さい。
年SRが「1」あれば1年間運用した際に84.1%の確率で利益が出る(マイナスにならない)といえ、「2」であれば97.7%の確率、「3」あれば99.9%の確率で利益が出る(マイナスにならない)といえます。ただし、これは相場変動・運用成績が正規分布に従うと仮定した場合になります。
また、ロボットでの運用については、将来の運用成果または投資収益を保証するものではありませんのでご注意ください。
注:シャープレシオを計算する際、厳密には分子は想定リターンから国債等無リスク資産の収益率を差引いて計算しますが、ゼロ金利政策の環境下、便宜的にこれを0として計算。
ロボット詳細画面の詳細情報よりご確認いただける
SR(全期間)・リターン(全期間)・リスク(全期間)の期間についてはこちらをご覧ください。
【暗号資産(仮想通貨)BTC)】
2018-07-25 19:30:00から当日4:00前後まで
【外国為替】
2013-01-02 07:30:00から当日4:00前後まで(フィリップ証券)
2013-11-11 07:10:00から当日4:00前後まで(岡三証券)
【CFD】
2013-11-11 08:30:00から当日4:00前後まで(岡三証券、日経225指数)
2016-06-27 08:30:00から当日4:00前後まで(岡三証券、ダウ指数)
2013-01-03 08:30:00から当日4:00前後まで(岡三証券、NASDAQ指数)
2018-07-02 07:00:00から当日4:00前後まで(フィリップ証券、日経225指数)
複数の自動売買ロボットを組み合わせて運用を行う(ポートフォリオを組む)場合は、
全体のシャープレシオは、単純にロボットごとのシャープレシオから算出は出来ません。
なぜなら、利用する各ロボットの組み合わせによって、全体としてのシャープレシオが、より上がったり、より下がったりするからです。これは、ロボット同士の関係によって起こります。
特徴が似ている(相関性の高い)ロボットの併用を行うと、取引が同時に行われやすくなることで無駄に(リターンは上昇しないのに)リスクが上昇し、想定よりも低いシャープレシオとなってしまったり、反対に、特徴の違う(相関性が低い)ロボットを同時に併用することにより、お互いの弱点を補完し合ったり、取引が一定間隔に保たれること等により、同じリターンでもリスクが低下するなど、想定よりも高いシャープレシオとなる可能性もあります。
これは、ヘッジファンドなどではロングショート戦略などとも呼び、QUOREAでは、「買いロボット」に加え「売りロボット」を利用することで、近い戦略を実現することが可能です。
他にも、別の資産を対象としたロボットを利用することでより安定化を図れる可能性が高まります。
(QUOREA BTC+QUOREA FX等)
QUOREAでは、お客さまが現在お使いのロボットのポートフォリオにおいて、各ロボットの取引のタイミングを加味し、同時に利用した際のシミュレーションに基づくシャープレシオを、「ポートフォリオシャープレシオ(SR)」と呼び、1日1回計算を行って運用ページに掲載します。
(22:00前後更新)
上級者の方は、複数台利用できる運用資金かどうかに最大限注意しながら、十分な資金量において、
それぞれのロボットの特徴を最大限発揮できるよう、様々な組み合わせにトライしてみてください。